• 私たちは、近代建築をテーマに、建築文化や景観まちづくりに関する研究を行っているグループです。

新着情報

山口近代建築ノート第76回「防府市営松原住宅ほか(公営スターハウス)」~星型の公営住宅 優れた居住性

戦後の住宅不足解消の使命を担った公営住宅の第二弾です。私の県庁36年間勤務のうち、11年間は住宅行政で、県営住宅の建替え、管理にも深く関わりました。当時の山口県の県営住宅は120団地、13,000戸を抱えており、県民人口 ...

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山口近代建築ノート第75回「旧下関市庁舎」~進む都市改造とモダニズム

▲東側外観。北側RC造8階建て本館棟、南側3階建議会棟の組み合わせ。素朴で機能的な美しさを持つモダニズム建築 (2012年10月撮影) 2023年8月20日(日)、山口新聞の「地域文化」欄に、第75回「旧下関市庁舎」が掲 ...

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山口近代建築ノート第74回「山口市営湯田アパート(公営住宅50B型)」~復興期 新公営住宅の登場

  2023年8月20日(日)、山口新聞の「地域文化」欄に、第74回「山口市営湯田アパート(公営住宅50B型)」が掲載されました。 今回取り上げたのは、公営住宅です。住宅不足は戦争直後は420万戸と推計されていました。当 ...

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山口近代建築ノート第73回「岩国市立御庄中学校校舎」~新制中学校 復興シンボルに

2023年7月23日(日)、山口新聞の「地域文化」欄に、第73回「岩国市立御庄中学校校舎」が掲載されました。今回から戦後編です。戦後の建築も「近代建築」の流れを受け継ぎ、変化発展していきます。「現代建築への系譜」を探りつ ...

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山口近代建築ノート第72回「日清講和記念館」~国際舞台下関の歴史を語る

今回も、「昭和戦後編」に移る前の取材漏れ記事の投稿。2回目は、「日清講和記念館」です。 明治27(1894)年、朝鮮半島の権益を巡って起こった日清戦争は、日本軍の圧倒的優勢で進み、翌28年3月の日清講和会議で終結します。 ...

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やまぐち近代建築ノート連載 第71回旧三田尻塩務局小松志佐出張所~塩田の町 繁栄の歴史物語る

このシリーズもいよいよ「昭和戦後編」に移りますが、その前にこれまで取材から漏れていた2件を取り上げます。今回は、周防大島町の旧大島町小松にある「旧三田尻塩務局小松志佐出張所」です。 明治39年、国は全国7か所の塩務局庁舎 ...

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やまぐち近代建築ノート連載 第70回岩国徴古館~戦時下に誕生、奇跡の建築

2023年6月11日(日)、山口新聞の「地域文化」欄に、第70回記事「岩国徴古館」が掲載されました。この連載も、いよいよ戦前の終わり。回は70回となりました。今回は、岩国市の吉香公園内にある「岩国徴古館」です。 太平洋戦 ...

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やまぐち近代建築ノート連載 第69回大津島回天訓練基地跡~海に浮かぶ戦争遺跡と対話

2023年5月28日(日)、山口新聞の「地域文化」欄に、第69回記事「大津島回天訓練基地跡」が掲載されました。 今回は、5月の連休中に訪れた、徳山市街地から南西12km沖に浮かぶ大津島にある軍事遺跡です。島の南端にある馬 ...

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やまぐち近代建築ノート連載 第68回旧宇部窒素工業事務所~村野の第三作 戦時下の苦闘

  2023年5月14日(日)、山口新聞の「地域文化」欄に、第68回記事「旧宇部窒素工業事務所」が掲載されました。今回は、村野藤吾設計の第三弾、「旧宇部窒素工業事務所」です。竣工は昭和17(1942)年。この頃、村野は宇 ...

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やまぐち近代建築ノート連載 第67回ヒストリア宇部(旧宇部銀行)~戦災と解体免れ活用を継続

2023年4月23日(日)、山口新聞の「地域文化」欄に、第67回記事「ヒストリア宇部(旧宇部銀行)」が掲載されました。今回は、あの村野藤吾設計の、宇部市民館に続く宇部での第二弾、現在の「ヒストリア宇部」。かつて渡辺祐策ら ...

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