令和2年9月5日(土)、HMS講座第2回実測調査の第2回で、今回は光市指定史跡・向山文庫。午前中は講座3本、午後は現地実測で、台風接近の情報にやきもきしていましたが、実施している間の天気は曇りでした。
明治16年(1883年)建築、二階建、2間×3間の小さな蔵ですが、そう傷んでもなく、修復すればいくらでも活用できそうでした。何と言っても、川そばの環境、周辺の木々、田んぼ…、日本の原風景が広がっていることにびっくり。
隣に廃墟になりつつある本邸がありましたが、これと周辺の民家や立野神社など、地域文化財となるものはたくさんありました。発見でした!
〔第2-1回講座〕
日時 令和2年9月5日(土)9:30~16:30
場所 光市教育委員会→向山文庫蔵(光市立野)
文化財所見に至るまでの、文献調査、古文書調査、ヒアリング調査、そして実測調査といった一連の流れを経験することに重きを置いています。
1 講義1 登録文化財のための基礎調査及び所見作成のポイント 原田正彦/山口県建築士会HM協議会副会長
2 講義2 向山文庫の来歴等 河原 剛 氏/光市教育委員会文化・社会教育課主査
3 講義3 調査の進め方、諸注意、班分け
4 実測調査
5 調査での発見、疑問点整理、まとめ
※コロナ対策として、体温測定を行い、3密を避けて実施いたしました。