令和2年8月18日(火)10:00~12:00、山口県ヘリテージマネージャー(以下HM)協議会主催の見学会を実施しました。防府市文化財保護課、毛利報公会の協力により、実現可能となったものです。参加者は、15名。山口大学、徳山高専の先生も参加されました。
対象は、現在保存修理工事が行われている「国指定重要文化財・毛利家本邸画像堂」。木造、建築面積140㎡、宝形造、4面裳階付、向拝1間、上層本瓦葺き、下層桟瓦葺き。内陣内周の壁には歴代毛利家の画像、いわゆる肖像画が配され、正面奥には、毛利元就の座像が収められているとのこと。
本邸(大正6年)建設後、大正7年に建設されたものです。設計は、国から派遣された技師、原竹三郎。
細部意匠についても、いろいろと勉強になったけど、私は「画像堂」という用途そのものに興味を惹かれました。
吉川家の錦雲閣(明治18年)「絵馬堂」→毛利邸画像堂(大正7年)→防長先賢堂(昭和3年)…とつながっていくのではないかと考えています。
「肖像を崇めながら、先人たちの偉大さに思いを馳せる装置」として…。