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やまぐち近代建築ノート連載~第2回岩国学校~

岩国学校
▲やまぐち近代建築ノート「第2回岩国学校」

現存する県内最古の近代建築は、明治4年建設の岩国学校である。
校舎は、まず従来の藩校を継承した和風建築として誕生した。桟瓦葺き入母屋屋根で、外装は漆喰塗真壁の二階建。正面8間×奥行5間の平面をなし、中央の玄関を入って直ぐに急勾配の直階段、その左右一階が教室、二階が教員詰所として使われた。
三階となる洋風の塔屋が増築されたのは翌明治5年。銅板葺き方形屋根で、白漆喰の大壁の各面には、二つの縦長の鎧窓が付く。

この幅広の塔の用途は何か。単なる西洋化のシンボルとしてでなく、時を告げる鐘楼として使われた時期も確かにある。
が、当初は、同年赴任した英国人教師スティーブンスを迎え入れ、彼の控室として建設したのではなかったか。洋風の意匠、八畳分もの広さが、そのことを物語っている。

〈メモ〉現岩国学校教育資料館/所在地:岩国市岩国三丁目1番8号/県指定有形文化財

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