2019.09.12日、宇部市の佐々木さんと原田で、東京で行われた「建築有情~長谷川堯先生を偲ぶ会」に出席してきました。
長谷川堯(たかし)先生は、私が覚えている限り、
①渡辺翁記念館50周年記念事業シンポ(熊大・木島安史先生と)
②山口近代建築第6回セミナー
③山口県建築士会総会記念講演
④旧宇部銀行保存シンポ
⑤山口県庁旧県庁舎創建100周年(松葉一清先生と)
⑥渡辺翁記念館80周年記念事業シンポ(京都工繊大・松隈洋先生と)
と、数回は講演で山口に来ておられ、それだけに、私も佐々木さんもお別れ会に出席できたことは、
この上ない光栄なことでした。
会場は、国際文化会館( 前川國男、坂倉準三、吉村順三の3人の設計による近代モダニズム建築/1955年)。参加者は150名と盛況でした。
藤森照信氏のあいさつに続き、長男の俳優長谷川博己さんがあいさつ。
その中で、長谷川先生が晩年体調が悪いにもかかわらず、
「父は宇部市文化会館の80周年にはどうしてもいかなければいけない」と言われていたそうで、講演後に入院されたとのこと。
つまり私たちの実施した80周年記念事業での記念講演は、長谷川先生にとって最後の講演になった、また先生は体調不良を押してまで宇部に来られたわけで、私はこの話に心から感動を覚えました。
振り返って思いを強くしたのは、やはり私たち「まちよそ&山口近代建築研究会」で、いつか何らかの追悼イベントを行わなくてはいけないな、ということです。それも、山口と宇部で。
この偲ぶ会では、その他にも皆さんに伝えたい話が多々ありました。
次回研究会で改めてお話ししたいと思っています。
長谷川先生、安らかにお眠りください…。